コーン茶っておいしいの?【効能とデメリット】
韓国でもおなじみの「コーン茶」が最近日本でも注目を集めています。とうもろこしの実を焙煎して作るこのお茶は、ノンカフェインで健康効果も期待できると話題になっています。しかし、「本当においしいの?」「どんな効能があるの?」「デメリットはないの?」と疑問に思う方も多いでしょう!
この記事では、コーン茶の基本知識から味の特徴、期待できる健康効果、注意すべきデメリット、そしておいしい飲み方まで、詳しく解説します。健康志向の方、妊娠中の方、カフェインを控えたい方は必見です!!
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コーン茶とは?
コーン茶の基本情報
コーン茶(とうもろこし茶)とは、とうもろこしの実を焙煎して煮だして作るお茶です。英語では「corn tea」と呼ばれ、ノンカフェイン飲料として分類されています。ほのかに甘い香りが特徴的で、茶外茶(茶葉以外から作られるお茶)の一種です。
発祥と歴史
コーン茶の発祥地は韓国で、現地では「옥수수차(オクススチャ)」と呼ばれています。韓国での歴史については明確な記録はありませんが、16世紀ごろから韓国で飲まれていたという説が有力です。
製造方法
コーン茶の製造には、主にデントコーンという品種のとうもろこしが使用されます。その理由は、コーンに含まれる糖分量にあり、他の品種より収穫時期が遅いデントコーンが、より香ばしい風味を生み出すためです。
とうもろこしひげ茶との違い
同じとうもろこしから作られるお茶に「とうもろこしひげ茶」がありますが、これは別物です。とうもろこしひげ茶は、とうもろこしのひげ(錦糸)を乾燥させて炒って煮だしたお茶で、カリウムやポリフェノールが豊富に含まれており、特に利尿作用が強いとされています。
一方、コーン茶はとうもろこしの実を使用するため、味や栄養成分が異なります。コーン茶の方がより甘みがあり、香ばしい風味が楽しめるのが特徴です。
コーン茶とはどういう味がするのか?おいしいの?
味の特徴
コーン茶の味について、実際に飲んだ方の評価を見てみると、興味深い感想が多く寄せられています。口コミ情報によると、「ポップコーンのような香ばしさ」「コーンスープの香り」「ほのかな甘み」といった表現が多く見られます!
具体的な味の特徴は以下の通りです!!
香り: 焙煎されたとうもろこしの香ばしい香り、ポップコーンに似た香り 。
味 : 自然な甘み、すっきりとした後味、クセがない 。
食感: さらっとした飲み口、後味が爽やか。
味の調整方法
コーン茶は、煎り方や抽出方法で味が大きく変わります。Yahoo!知恵袋によると、「煎りが深いと香ばしい感じ、浅煎りだとコーンをしっかり感じる味」になります。
市販品でも、濃さの調整は可能です!
薄めが好みの場合 : 表示より短い抽出時間、少ない茶葉量。
濃いめが好みの場合: 長めの抽出時間、多めの茶葉量。
香ばしさを重視 : しっかりと焙煎されたもの、熱湯での抽出。
コーン茶の効能
主要栄養成分
コーン茶に含まれる栄養成分は、現代の食生活で不足しがちな重要な栄養素が豊富です。主な成分とその効果を詳しく見てみましょう。
カリウム :コーン茶には必須ミネラルの一つであるカリウムが多く含まれています。体内では合成できない成分であるため、食べ物や飲み物から摂取する必要があります。
食物繊維 :特に水溶性食物繊維が豊富で、水に溶けるとゼリー状になる性質があります。
鉄分 :ヘモグロビンの材料となる重要なミネラルです。
ビタミンE :強い抗酸化作用を持つビタミンです。
リノール酸 :必須脂肪酸の一種で、血圧を下げる作用があります。
期待できる健康効果
むくみ解消と利尿作用
カリウムの利尿作用により、むくみの原因となる余分な水分や老廃物の排出を促します。特に塩分の摂り過ぎによるむくみに効果的です。尿を作るには十分な水分が必要ですが、コーン茶ならカリウムと水分を同時に摂取できます。
血圧を下げる効果
コーン茶には血圧を下げる作用を持つ栄養素が二つ含まれています。一つは塩分を体外に排出するカリウム、もう一つは血圧を下げる作用を持つリノール酸です。減塩と合わせてコーン茶を取り入れることで、より効果的な血圧管理が期待できます。
血糖値の抑制
水溶性食物繊維は、水に溶けるとゼリー状になり、栄養素の吸収スピードを緩やかにします。これにより食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるため、食前にコーン茶を飲むのがおすすめです。
肌の健康維持とアンチエイジング
ビタミンEの抗酸化作用により、細胞の酸化(老化)を防ぎます。具体的には、紫外線の刺激から肌を守る、シミやシワを抑制するなどの効果が期待できます。
貧血予防
鉄分が豊富に含まれているため、ヘモグロビン量の維持に役立ちます。鉄分不足によるヘモグロビン量の減少は、全身への酸素供給不足を引き起こし、立ちくらみや疲労感の原因となります。
整腸作用と便秘解消
食物繊維の働きにより、腸内環境の改善と排便をスムーズにする効果が期待できます。特に水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内フローラの改善にも貢献します。
冷え性対策
体を温める効果が高く、血行促進により冷え性の改善が期待できます。温かいコーン茶を飲むことで、内臓から体を温めることができます。
コーン茶のデメリット
副作用と注意点
コーン茶は基本的に安全な飲み物ですが、重篤な副作用の報告はないものの、いくつかの注意点があります。
利尿作用の過剰 :コーン茶に含まれるカリウムには強い利尿作用があります。一度に過剰摂取すると、必要以上に水分が排出され、脱水症状や腎臓への負担が生じる可能性があります。
消化器系への影響 :食物繊維の過剰摂取により、腹痛や下痢、便秘などの消化器症状が現れる場合があります。特に水溶性食物繊維の過剰摂取は下痢を引き起こしやすいため注意が必要です。
血糖値への影響 :血糖値を下げる効果があるため、必要以上に摂取すると血糖値が下がりすぎるリスクがあります。糖尿病の治療中の方は医師に相談することをおすすめします。
アレルギーの可能性
とうもろこしはイネ科の植物であるため、イネ科花粉症の方はアレルギー反応を起こす可能性があります。初めて飲む際は少量から始め、体調に異変を感じたら飲用を中断しましょう。
妊娠中・授乳中の注意点
コーン茶はノンカフェインのため妊娠中・授乳中でも基本的に安全ですが、利尿作用が強いため、頻尿が気になる場合は摂取量を調整する必要があります。
適切な摂取量
1日の摂取量について特に厳格な制限はありませんが、一般的にはコップ2~3杯程度が適量とされています。寝る前の大量摂取は利尿作用により睡眠の質に影響する可能性があるため避けましょう。
品質に関する注意点
市販品の中には甘味料や香料が添加されているものもあります。健康効果を期待する場合は、無添加の製品を選ぶことをおすすめします。
コーン茶のおいしい飲み方
煮出し方法
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👆上記、商品の場合👆
水300ml~400mlを沸騰後、ティーバッグを1包入れ、弱火で3~5分煮出して下さい。火を止めて10~15分後にティーバッグを取り出してください。
ティーポットの場合:ティーバッグを1包入れ、熱湯を適量注ぎ3~5分蒸らしてお召し上がりください。
※味の濃淡はお好みに応じ、お湯の量、浸出時間、分包数で調整してください
料理への活用
コーン茶の炊き込みご飯
LUPICIA Tea Magazineで紹介されているレシピでは、コーン茶で米を炊くことで、ほのかなコーンの風味が楽しめる炊き込みご飯が作れます。
コーン茶づけ
永谷園のアレンジレシピでは、お茶漬けにコーンをちょい足しすることで、食物繊維豊富な朝食メニューが完成します。
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まとめ
コーン茶は、とうもろこしの実を焙煎して作るノンカフェインのお茶で、韓国では「オクススチャ」として古くから親しまれています。
健康効果としては、むくみ解消、食物繊維による血糖値抑制、ビタミンEによるアンチエイジング効果、鉄分による貧血予防などが期待できます。特に妊娠中・授乳中の方や子どもでも安心して飲めるノンカフェイン飲料として注目されています。
様々な楽しみ方ができるコーン茶。健康志向の方やカフェインを控えたい方にとって、日常の水分補給の新しい選択肢として取り入れてみてはいかがでしょうか!
引用サイト